誰しも一度は考えたことがある「自分に向いている仕事は何なのか」問題。
一度というか、現在進行形で悩んでいる人も多いかと思います。そんな方のキャリア形成のヒントになればいいなと思い書きました。
デジタルマーケの権化&栃木SC取締役であるえとみほさんのツイートをベースに
自分に向いている仕事は何なのかを24時間考えている(誇張を含みます)私が考えます。
ふと「マーケの仕事に向いている人」というのはどんな人なのか?と考えたんだけど、市場を見て「どうやったらモノが売れるのか?」を考えることを「仕事」と切り分けて考えてしまう人は、たぶん向いてないというか、仕事が楽しくなくて続かないだろうなと。
— えとみほ☝️🧐✨ (@etomiho) 2019年8月11日
世間はお盆でお休みの人も多いけど、マーケターの脳は休んでいないはず。都会から田舎、田舎から都会、国内から海外に移動するなんて、自分が普段接していない人たちの行動様式を知るまたとないチャンスだから。そこかしこに儲けのネタが転がっているはず。
— えとみほ☝️🧐✨ (@etomiho) 2019年8月11日
えとみほさんのツイートはマーケターの話なので、他のジョブにも流用するためにこの話を抽象化します。
向いている仕事とはつまり
「仕事から離れた日常でも違和感・嫌悪感なく頭を使えるぐらい好きなこと」
だといえます。
理由付けが「なにせ『好きこそものの上手なれ』ですからね」
ではあまりにも寂しいのでロジックで考えましょう。
向いているか仕事どうかは、シンプルにその仕事を「長く」「人より上手く」こなせるかどうかで考えればOKです。
好きな仕事であれば「長く」続きますね。
人より上手く仕事をこなすためには能力が必要ですが、自分に蓄積する能力を分解すると以下の計算式で答えが出ます。
能力=どれだけ考えて×どれだけ実践したか
仕事でやっている以上嫌でも実践の機会はやってきますので、あまり実践量で差は付きにくいですね(残業の鬼は良くない)。
そうすると、差を付けられるポイントは「思考」の量になります。
自分の経験上でもそうですが、日常でも仕事のことを考えていた時期と仕事は仕事で割り切っていた時期では成長具合に天と地ほどの差がありました。
業務外どころか業務中にも自社ゲームで遊んでいたゲーム会社時代と、一切自社製品に興味がなく意図的に接触を避けていたメーカー時代の差は「自社プロダクトのことを考える量」だったと考えると、われながら納得感のある話だなと。
当時は漠然と「嫌いなことは仕事にすべきでない」と感じていましたが、言語化するとこういうことだと思います。
「好き」の対象は「自社のビジネス/プロダクト」と「自分の職種」の2つ。
両方好きなものを選べることはあまりないので、片方好きであれば十分です。が、もし「自社も職種も両方嫌い」なのであればそれは「向いていない仕事」です。
長く続かないでしょうし、続いたとしても嫌々やっている以上能力は向上せずいつまでたっても不幸なままでしょう。
もう一回言っておきますと、向いている仕事とは仕事から離れた日常でも違和感・嫌悪感なく頭を使えるぐらい好きなことです。
「まだ苦手分野で消耗してるの?」と煽られないよう、自分の好き・得意は普段から見極めておきたいですね。