リーガル・レバレッジ

リーガル・レバレッジ

コンサルに転身した元企業法務パーソンが、自分の市場価値を上げようと模索する日々を綴ります。

予備試験×社会人受験の記録

 

社会人として予備試験を目指し勉強していた時の話です。受験したことに対しては(不合格であることも含め)全く後悔していませんが、社会人として自分の中に残った今後への学びについて書きます。

 

予備試験との向かい合い方

「この会社に長くいることはないな」と感じ、予備試験の受験を考えたのが入社初年度の8月半ばでした。

お盆休みの間に伊藤塾の入塾資料を読み込み、工場研修の帰りのバスでシケタイを読んでいたことを今でもよく覚えています。

 

半年経たずに会社を見切った理由は長いので割愛しますが「法務としてキャリアを始めた以上、何か自主学習を頑張らねばならない」という前向きな思いがあったのは事実。

 

ただ、今から思い返すとなぜ1段飛ばし、いや2段飛ばし、いや10段近く飛ばしていきなり予備試験だったのでしょうか。無駄なまでに強い自分のチャレンジ精神に感心します。

 

伊藤塾に申し込んでからはざっくりと

  • 朝5時過ぎぐらいに起きて授業2コマ受ける
  • 通勤中に単語帳見ながら出勤
  • 昼休みに択一を解く
  • 帰ってからは朝受けきれなかった分の授業

といった感じのスケジュールでした。

 

個人参加フットサルの休憩時間にマコタンをやっていたなんてのもしょっちゅう。えらい。


一般的にですが、社会人になって1年2年が経過してくると同世代や同期は楽しく遊び始めたりするわけです。社会人生活への慣れやまとまったお金が入ってきますからね。

そんな中ゴルフや合コンやには目もくれず粛々と勉強に向き合いました。

 

ここだけ見てみると「まぁなんて模範的な社会人」かと思うかもしれませんが、抜け落ちている大事な観点があります。

仕事系のインプットいつやってるのと言う疑問です。

 

仕事のパフォーマンスと反省

遅かれ早かれ辞めると見切りをつけた会社の業務に対してリソースを割くより、自分の未来をかけた資格試験に重点を置きたい気持ちは今から見ても重々理解できます。間違ってなかったとも思います。

 

しかしあくまで「社会人受験生」である以上、本業がおろそかになるレベルで資格試験にリソースを突っ込んだのは失敗でした。

まず、前日12時近くまで勉強して翌日5時に起きると日中が眠くて仕方がありません。集中力が欠如した状態で新卒1年目の人間が仕事に向かうと好ましい結果にならないのは明らかです。

 

また、日常でのインプットが必要な専門職であるにもかかわらず、業務に関するインプットほぼ一切しなかったのもパフォーマンスの低さに直結することになります。

Twitterで情報収集はしてたけどね)

 

社会人受験するなら3年目からがいいよ

「どうせ辞める会社なら、パフォーマンスが低かろうが評価が低かろうが気にしなければいいじゃない?」と思うかもしれません。

 

しかし、1日の大半を過ごす環境で仕事ができない扱いを受け居心地が悪く感じる状況、メンタル的に非常によろしくない。

 

勉強中に仕事のことが浮かんで嫌な気持ちになるたびに集中が切れ、土日のちょっとした休息時間に会社のことを考えると鬱になってしまう。こんな状況ではろくに心が休まるはずがありません。

 

疲労は蓄積するもので。

序盤こそ伊藤塾に100万近く突っ込んでしまった変なハイテンションで乗り切れていましたが、時間が経つにつれて徐々に勉強のペースが落ちました。

 

予備試験は年間単位で向き合う必要があります。自己管理、特にモチベーションの維持が極めて重要な試験です。

身体的・精神的・金銭的な安定が必要とされる奇妙な試験ですが、その中でも特に精神的な安定は大事。集中力に直結するからです。これを確保するために日常生活を充実させる必要があります。

 

学生であれば一定程度大学生活を楽しくしておく必要があるでしょうし、社会人であれば少なくともチームにおいて足を引っ張るレベルのローパフォーマーから抜けている必要があります。

仕事や学生生活にリソースを割いていたら勉強ができなくなるじゃないかという疑問があると思います。その通りです。

なので入社して最初の2年間は資格試験の勉強をするなと言いたいのです。

 

 

ファーストインプレッションは超大事です。

最初がんばって後に手を抜く人と、最初に手を抜いて仕上がりに頑張る人とではどちらの印象が良いでしょうか。間違いなく前者の人が評価が高くなります。

 

最初は仕事だけに打ち込み、自分の中にスキルとノウハウを貯めて周囲から信用を獲得。これができるのはおおよそ2年目が終わる頃です。

そこからちょっとずつ少しずつ仕事へのコミット量を減らしても、一度固まった「こいつは頑張れる奴だ/頑張ってる奴だ」の評価は変わりません。

 

高く飛ぶためにまずは土台を作るところから。試験勉強は3年目からでも全然間に合います。受験制限こそが予備とローの最大の違いであり、予備を目指す最大のメリットです。フルフルに活用しましょう。

 

 

雨が降って涼しくなる外を見て

「そういえば受験を決心したのはこの時期だったか。受講料振り込んだ日も冷たい雨に降られたな。若かったなあ。」

と過去のチャレンジを思い出してたので書きました。

同じルートを考えてる方の参考になると幸いです。